お墓参りに行く際に覚えておきたいことが、お参りの流れです。
服装に関しては、どんな服装でも構いません。迷った時は、動きやすく多少汚れても良い服装を選んでおくと良いでしょう。行動を妨げない服装を選んでおくことで、お墓やその周辺の掃除などの作業がしやすくなります。
持ち物はお供えの花と線香、ロウソクやマッチ、数珠、掃除のための雑巾やスポンジ、必要に応じて故人の好物やお酒などを用意しておくと良いでしょう。 お墓の掃除などには、手桶や柄杓なども必要となりますが、これらは霊園に用意されていることが多いものです。これからお墓を建てることを検討しているのであれば、候補となる霊園に手桶や柄杓などが用意されているか確認しておくと良いでしょう。さらに、霊園近くで線香やお供えの花を購入できる店などあれば、手ぶらでもお墓参りができるようになります。
お墓参りは、まずお墓の掃除から始めます。掃除は、合掌後にお墓に水をかけ、雑巾やスポンジを使って汚れを落としていく形が一般的です。正しくお参りをしたいのであれば、いきなり水をかけるのではなく、濡らした雑巾でお墓の汚れを落とし、乾拭きをするという流れを心がけておくと良いでしょう。それにより、冷や水を浴びせるという状態を回避できます。
掃除が終わった後は、お供えの花を活け、故人の好物などのお供え物を置き、線香・ロウソクをあげます。この時点でもう一度合掌をあげればお墓参りは完了です。
お参りが終わった後は、お参りの際に出たゴミなどを忘れず持ち帰るようにしましょう。特に故人の好物等の食べ物のお供え等はそのままおいて帰られるとカラスや野犬等に狙われ、せっかくきれいにお掃除したお墓が汚れたり、近隣のお墓まで汚す結果となりやすいためお気を付け下さい。お墓にゴミ捨て場が併設されていれば、そこに捨てて帰っても問題ありません。