お墓に日当たりなどは大事？

お墓選びの際に注目をしておきたいポイントが、墓石を建てる場所の日当たりなどの環境です。

永代使用料や年間管理費が安い、アクセスしやすいなど条件が良い墓地であっても風通しが悪く、湿気が籠りやすい墓地の場合、こまめに掃除をしなければ墓石にカビや苔が生えてしまう ことになります。カビや苔が発生しても、綺麗に取り除けば良いと考える人もいるでしょう。しかし、なかなかお墓参りに行けない日が続き、掃除ができない状態が続けば、苔はどんどん繁殖を続けていきます。その苔が、墓石の内側まで入り込むようになれば、墓石自体が脆く弱い状態となってしまうことは少なくありません。それだけに、墓石を綺麗な状態で長持ちさせたいという場合は、風通しの良い場所を選んでおくことが有効です。

風通しの良い場所であれば、お墓参りで掃除をした後も、短時間で墓石が渇くため、カビや苔の繁殖がしにくい状態となります。ただ、注意をしておかなければいけないことが、夏の直射日光です。強い紫外線を浴び続ければ、墓石が劣化しやすくなります。そのため、お墓選びをする際には、日当たりが良すぎる場所は避けておく方が良いでしょう。

霊園の関係で日当たりの良い場所にお墓を建てることになった時は、お墓参りに行った時に墓石の状態もチェックしておくと良いでしょう。そして、気になる点があればメンテナンスを行うようにしていけば、大切な人のお墓を長く綺麗な状態で保つことができるようになります。