宗教・宗派の限定はあるの？

霊園や墓地において宗教様式や宗派の限定はあるのでしょうか？お墓を探す際に気にしなければいけないポイントの一つだと思います。最近の傾向を紐解いてみましょう。

様々な面で多様化の時代背景があるとおり最近ではあまり霊園、墓地での宗教や宗派の限定は少ない様に感じます。古くからあるお寺の墓地(いわゆる寺院墓地)などは檀家やそのお寺の宗派に限定している事が多いですが、最近お寺などが寺院墓地とは別に経営する納骨堂では宗教自由である事が多く、同じ仏教ではあれば宗派は問わない、無宗教でも可など比較的自由に利用できる様にしている所が多いようです。

また公営や民営の霊園などは宗教様式を自由に設定し仏教、キリスト教(カトリックやプロテスタント)等々多様な宗教様式にも対応し、また無宗教の様式などもあり墓地形式の多様性を重視しているようです。

実際に霊園の内部を歩いてみると日本においては仏教様式(和型)の墓石が最も多く見ることができますが、キリスト教等のモニュメントも散見する事が出来ますし、宗教様式に寄らない家系の名前だけを彫ったネームプレート型の墓石や和風の灯籠などを墓石に模してデザインしたもの、植物を多く植え小さなベンチなどを置き公園の様にしたものなども見ることができ法要や埋葬方式などの多様化を実感する事が出来ます。

基本的には寺院などが運営している寺院墓地以外の霊園や納骨堂などは宗教や宗派の限定は無いものと考えて良いと思います。